サメの写真を撮ろうとした観光客、襲われて負傷 カリブ海タークス・カイコス諸島
(CNN) カリブ海の英領タークス・カイコス諸島で、観光客の女性がサメの写真を撮ろうとして襲われ、負傷して病院に運ばれた。地元当局が明らかにした。
地元当局や警察の発表によると、プロビデンシアレス島で今月7日、55歳の女性が浅瀬でサメの写真を撮ろうとしたところ、このサメに襲われた。女性は海岸に引き揚げられて病院へ救急搬送され、治療を受けている。
サメの体長は推定およそ1.8メートル。種類は分かっていない。
カナダ外交機関は、タークス・カイコス諸島でカナダ人が事故に遭ったことを確認した。領事館が地元当局と連携しながら支援にあたるとしている。それ以上の詳細は、プライバシーを理由に明らかにしなかった。
タークス・カイコス諸島では2023年にも、スノーケリングをしていた米国人女性がサメに襲われて片脚を失っていた。
しかし同諸島で人がサメに襲われるのは極めてまれで、米フロリダ自然史博物館の国際シャークアタックファイルによれば、1749年から2024年までの間に確認されたのは、23年の1件を含む3件のみ。一方、バハマ諸島では同じ期間に33件記録されている。