全日空と日航、16日の787の運航すべて見合わせ
(CNN) 全日空(ANA)は16日、米ボーイング787型機の相次ぐトラブルを受け、同日の運航をすべて取りやめることを決めた。日本航空(JAL)も同日の787型機の運航取りやめを決定した。
ANAは787型機を17機運航。JALは7機保有している。
同日午前には、山口宇部発羽田行きANA692便の787型機がバッテリーに不具合があるとの警告を受け、高松空港に緊急着陸した。同機には乗員129人が乗っていた。乗客1人が腰に痛みを訴え病院に搬送された。ANA広報が明らかにした。
同機から脱出した人は、機内で焦げた臭いがしたと語った。
787型機は約1週間前にも米国で駐機中にバッテリーから出火する事故を起こしている。ボーイングの広報は、緊急着陸の件は認識しており、ANAと連絡を取っていると語った。
ボーイング787は今月7日、米ボストンで駐機中に地上で機体を動かすための電源供給用バッテリーの1つが出火。この事故について、米国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を進めている。