米ボーイング最新鋭機「787―9」、初飛行実験を終了

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ボーイングの最新鋭機「787―9」。無事に初飛行実験を終えた=同社提供

ボーイングの最新鋭機「787―9」。無事に初飛行実験を終えた=同社提供

(CNN) 米ボーイングは17日午後、最新鋭旅客機787―8型の派生機「787―9」(ドリームライナー)の初飛行実験を行い、約5時間の飛行を完了した。

787―9は787―8に比べて全長が約6メートル長くなり、座席数は40席増える。787―8型機の座席数は210~250席だった。飛行距離も伸びる一方、燃料消費は20%削減され、排気量もこの大きさのほかの旅客機に比べて20%少ない。

飛行実験ではワシントン州エバレットにあるボーイングの飛行場を現地時間の午前11時に飛び立ち、午後4時20分に着陸。その様子はインターネットで生中継された。操縦を担当したパイロット2人の記者会見も生中継される。

787―9型の1号機は2014年半ばにニュージーランド航空に納入予定。ボーイングの787型機受注は今年だけで82機を超えており、アメリカン航空が42機、シンガポール航空は30機を発注している。

これまでにボーイングが受注した787型機のうち、ほぼ40%を787―9型機が占めるという。

ボーイングは今年6月、次の派生機「787―10」も発表した。2017年に飛行実験を行い、18年に1号機の納入を目指す。飛行距離はさらに伸び、座席数は300~330席に増える予定だ。

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