日本の7~9月期GDPは1.6%減、予想外のマイナス成長
香港(CNNMoney) 日本の内閣府が17日発表した2014年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%減、年率換算で1.6%減と、予想外のマイナス成長になった。
アナリストらの事前予想では年率で約2.2%の成長が見込まれていた。
GDP成長率は消費税引き上げで冷え込んだ4~6月期に続き、これで2四半期連続のマイナスとなった。日本は定義上、景気後退局面に入ったことになる。
安倍政権は4月に消費税率を5%から8%に引き上げ、さらに10%までの再引き上げに踏み切るかどうかの決断を迫られている。この問題を巡り、安倍首相が衆議員を解散して年内に総選挙を実施するとの観測が強まっている。
英キャピタル・エコノミクスの専門家、マルセル・チリアント氏は「きょうの速報値発表を受け、安倍首相が消費税見送りを発表して衆院解散に踏み切る可能性が高い」と指摘した。