ネスレ、チョコレート菓子の人工着色料を使用中止へ
ニューヨーク(CNNMoney) 食品大手のネスレは製菓大手として初めて、チョコレート菓子からすべての人工着色料や香料を一掃すると発表した。
対象となるのは「ネスレクランチ」「バターフィンガー」などのチョコレートバー製品250品目以上。年内に切り替えを済ませる。消費者には違いは分からないはずだとしている。
ネスレ担当者は、「75以上の製法を変更するに当たっては、消費者が慣れ親しんだチョコレート菓子に期待される味や外観を保つことを最優先課題とした」と説明する。
例えばバターフィンガーの中身の着色には、人工着色料の赤色40号や黄色5号に代わって、ベニノキの果実の種を原料とするアナトーを利用する。
クランチに使う香料は人工バニリンから天然バニラ香料に切り替える。