東芝、不正会計で田中社長ら歴代トップ3人が辞任

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香港(CNNMoney) 東芝は21日、不正会計問題をめぐり田中久雄社長と前社長の佐々木則夫副会長、前々社長の西田厚聡相談役が辞任したと発表した。

同社は過去5年余りの決算で利益を1518億円水増ししていたことが、第三者委員会の調査報告で明らかになった。

田中社長は同日の記者会見で「このような事態を生じさせたことを厳粛に受け止め、株主をはじめすべてのステークホルダーの皆様に対し心よりおわびする」と述べた。

今年4月に問題が発覚してから、同社の株価は20%以上下落した。5月には決算発表の延期と期末配当の見送りを発表。第三者委員会が設置されて調査を進めてきた。

同社は8月31日までに14年度の決算を発表する予定だ。米調査会社バーンスタインのアナリストらは、同社の株価がさらに下落するとの見通しを示している。

東芝は1875年創業。洗濯機や冷蔵庫などを日本に紹介し、カラーテレビの開発でもトップを走るなど、世界的な家電ブランドとしての地位を築き上げてきた。

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