男女の報酬格差、18年から報告義務付け 英
スイスの非営利財団「世界経済フォーラム(WEF)」によると、英国の男女間の報酬格差は66%。同一の仕事内容で女性の報酬は男性の約3分の2程度になっていることを意味する。
女性のより低い報酬額の問題は英国だけでなく世界の各国で同様に起きている。WEFによると、性別の報酬格差は過去数十年間、縮まってきたが、改善の歩みはここ数年間停滞しているという。財団による国際規模での性別格差報告書の最新版は、男女間の経済格差が消えるのにあと118年要するとも予測している。
米国内でも英国政府の今回の措置と似たような対応策が検討されている。オバマ大統領は今月初旬、社員が100人以上の企業を対象に、人種別、民族別や性別ごとの報酬支払額の公表を義務付ける提案を行っていた。