航空運賃の謎、価格設定の仕組みは<5> 利用者側にも対抗手段

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FLYRの創設者によると、航空便の出発日から30日前までの期間を除くと、運賃は60~70%の確率でどこかの時点で下がる。コンピューターの処理能力を利用すれば、運賃が下がる可能性をかなりの程度まで正確に予想することができるという。

将来的に運賃が下がっていくとみられる場合、同社から顧客に対し、「予約」ボタンを押すのを待つよう促す仕組みだ。

コンピューターによるこれほどの処理能力が投入されている現状などを踏まえると、「航空運賃戦争」で闘うため、究極的にはロボットが導入される事態も予想される。

これは必ずしも悪いニュースとは限らない。選択の幅が広がり、航空券予約のプロセスが今より効率化する可能性もある。

ひとつ確実とみられるのは、今後も引き続き航空運賃が職場で話題になっていくであろうことだ。

連載終わり

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