トヨタ、米で1400億円投資 ケンタッキー州の工場刷新
ニューヨーク(CNNMoney) トヨタは12日までに、米ケンタッキー州の工場の刷新に向けて13億ドル(約1400億円)の投資を行うと明らかにした。「カムリ」の生産が行われる見通し。同工場では8200人が働き、トヨタの工場の中でも最大級。
同工場責任者のウィル・ジェームズ氏は声明で、「刷新の時がきた」と表明。大規模な改修によって、工場の柔軟性が高まり、世界的な競争力が強まるなどと述べた。
ケンタッキーの工場は先ごろ、2018年カムリの生産に向けて、700人の雇用を増やしていた。
トヨタによれば、今回の13億ドルの投資は、同社が向こう5年間で計画している米国での100億ドル規模の投資の一環。
米国のトランプ大統領は就任直前、トヨタがメキシコで工場を開設するとの計画について、ツイッター上で批判していた。トヨタは、そうした計画が米国での雇用喪失にはつながらないと反論していた。