英マークス&スペンサー、国内100店舗を閉鎖へ
ロンドン(CNNMoney) 英小売り大手マークス・アンド・スペンサーは22日、2022年までに英国内の100店舗を閉鎖する計画を発表した。
マークス・アンド・スペンサーは英国の老舗スーパーチェーン。プライベートブランド(PB)の商品や豊富な惣菜で親しまれ、衣料や家庭用雑貨を扱う店舗もある。
経営改善に向けた5年計画の一環として、全店舗の1割に当たる店舗を閉鎖する。従業員には別の店舗での勤務継続を勧めるという。
英国では近年、米国やほかの欧州先進国と同じくオンラインで買い物をする消費者が増え、従来型の小売業者は米アマゾンなど、ネット通販業者との競争を強いられている。
マークス・アンド・スペンサーの株価は22日の発表を受け、一時3%下落した。この1年の下落率は26%に達し、ロンドン市場の株価指数を構成する上位100銘柄から外れる可能性も指摘されている。