ゴーン前会長、4回目の逮捕 「法外で恣意的」と反発
サンフランシスコ、香港(CNN Business) 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が4日、東京地検特捜部に再逮捕された。NHKが伝えた。ゴーン前会長の逮捕はこれで4回目になる。
NHKによると、東京地検特捜部はゴーン前会長の自宅に立ち入り、特別背任の疑いで逮捕した。同前会長は108日間にわたって勾留された後、先月保釈されていた。
CNN Businessの取材に対し、ゴーン被告は代理人を通じて「私の逮捕は法外で恣意(しい)的だ」と批判。「日産の一部個人が検察をミスリードして私を黙らせようとする新たな試みの一環だ」と主張、「私は無実だ」と訴えた。
ゴーン被告はこれまで一貫して無罪を主張してきた。同被告の逮捕と長期間にわたる勾留は国際社会に衝撃を与え、日産とルノーの緊張関係を生じさせ、日本の司法制度に対する疑問の声が強まっている。
日産はゴーン被告の再逮捕についてコメントしなかった。同被告については、非倫理的な振る舞いを裏付ける証拠が独自の調査で発見され、それが解任につながったとしている。
ゴーン被告は今回の逮捕に先立ち、11日に記者会見を開いて「真実をお話しする」と予告していた。