機内に煙充満、ハワイアン機が緊急着陸 7人搬送 ホノルル
(CNN) ハワイ・ホノルルの空港に向かっていたハワイアン航空の旅客機が22日、客室と貨物室に煙が充満したため同空港に緊急着陸し、乗客7人が煙に関係した症状のため病院に搬送された。
トラブルが起きたのは米カリフォルニア州オークランドから到着したハワイアン航空便。現地時間の午前11時半ごろ、ホノルルのダニエル・K・国際空港に緊急着陸し、緊急脱出スライドを使って乗客が避難した。
同航空や空港消防局によると、乗客の大人5人と子ども2人が、軽度の呼吸器系の症状のため病院に運ばれた。
残る乗客177人と乗員7人はバスに乗ってターミナルに到着した。
ハワイアン航空によると、煙の発生源は見つかっていない。火災が起きた形跡はなかった。
機内には到着の20分前から煙が充満し始めたが、乗客のための酸素マスクは降りてこなかった。火災の可能性があったことから、機内に酸素を送り込むことは避けたかったと同航空は説明している。乗員は防煙マスクを着用した。
貨物室ではハロンを使用したことから、乗客の手荷物受け取りには時間がかかる見通し。同機に搭乗していた乗客には全員の運賃を払い戻し、次の搭乗時に使えるクーポンを提供する。