アップルのクレカへの融資額、約1兆円に ゴールドマン・サックス
ニューヨーク(CNN Business) 米金融大手ゴールドマン・サックスが米アップルと提携したクレジットカードサービス「アップルカード」で、これまでに貸し付けた金額が約100億ドル(約1兆800億円)となったことがわかった。ゴールドマン・サックスが当局へ届け出た書類で明らかになった。
アップルは8月、ゴールドマン・サックスと提携して、アップルカードの発行を開始した。アップルカードの初期の利用者の一部はこれまでクレジットカードのサービスを利用したことのない人や、「信用スコア」が平均よりも低い人たちだった。ゴールドマン・サックスによれば、9月30日時点で、約100億ドルを貸し出し、融資残高は7億3600万ドルに上る。
アップルカードはゴールドマン・サックスを通じて発行され、決済には米マスターカードのネットワークが使われる。利用はiPhoneのユーザーに限られている。iPhoneのアプリを通じて利用できるほか、実物のクレジットカードを使用することもできる。
ゴールドマン・サックスにとって、アップルカードは個人向け金融サービス分野への進出の最新の取り組みといえる。ゴールドマン・サックスは2016年に無担保の個人向け融資サービスの「マーカス」を立ち上げていた。