米テスラ、中国に続きドイツにEVの生産拠点を構築へ
ロンドン(CNN Business) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がこのほど、ドイツの首都ベルリンに生産拠点を設ける方針を明らかにした。テスラが米国外に生産拠点を持つのは、中国に続いてドイツが2カ国目となる。
マスクCEOはツイッターへの投稿で、ドイツの工場で、バッテリーやパワートレイン、車両を生産すると指摘。主力の「モデル3」や「モデルY」を製造する見通しだという。
テスラはまた、すでに建設や運営、エンジニアリングなどの職種で募集をかけている。工場の開設の時期や生産台数は明らかにしていない。
欧州の製造業の中心地でもあるドイツは、フォルクスワーゲン(VW)やダイムラー、BMWといった自動車メーカーが本社を置いており、EVの開発競争が激しさを増している。
VWなどの大手自動車メーカーがEV開発に本格的に乗り出すなかで、テスラがこれまでのリードを保てるかどうかは不透明だ。大手自動車メーカーは製造に関して多くの経験があるほか、新しい技術に投資するための資金源も豊富だ。