イケア製たんすの死亡事故、遺族に49億円支払い
ロンドン(CNN Business) スウェーデンの家具大手イケアは8日までに、2017年に米国で起きた同社製のたんすによって2歳の男児が死亡した事故で、遺族に対して4600万ドル(約49億円)を支払うことに同意した。
遺族の弁護士によれば、ヨゼフ・デュデクちゃんは2017年5月、イケアのたんす「マルム」が倒れて下敷きになり首を負傷。これが原因で死亡した。遺族の代理人を務めた法律事務所フェルドマン・シェパードによれば、子ども1人の不法死亡に関する和解金としては米史上最高額となるという。
イケアは4600万ドルの支払いを確認し、声明で謝罪した。イケアは、同社と製品設計にとって安全性が最優先だとしたほか、遺族に弔意を示した。
イケアは2016年、マルムによって死亡した子ども3人の遺族らに5000万ドルを支払ったほか、より安全性を高めた設計にすることで合意していた。