マクドナルドが店内飲食再開マニュアル、マスク着用や間隔保つ行列の徹底を指示
ニューヨーク(CNN Business) 米マクドナルドが店内での飲食の再開に向け、衛生対策の徹底などを指示したマニュアルを米国内のチェーン店に配布した。客には一定の間隔を空けて並んでもらい、セルフサービス方式の飲料の提供は中止、従業員はマスクを着けるなどの具体的な対策を盛り込んでいる。
59ページにわたるマニュアルでは、店内飲食の再開までに順守すべき最低限の衛生対策や、他人との距離を置くソーシャル・ディスタンシング対策について具体的に解説。対策にかかる装備品の費用は各フランチャイズ店が自前で負担するとした。
客には互いに1.8メートルの間隔を取ってもらい、テーブルは客が使うごとに従業員が消毒して、トイレも30分ごとに清掃する。従業員には1時間ごとに手を洗うことを義務付け、タッチスクリーン式の端末を使う場合は、1回使うごとに画面とキーパッドの消毒を行う。
テーブルや座席は一部を撤去して、床にはステッカーを貼り、行列に並んで待つ客の間で互いに1.8メートルの間隔を空けてもらう。テーブルと人との間にも1.8メートルの距離を置く。子どもの遊び場は閉鎖する。
従業員にはマスクの着用を義務付け、食品を扱う場合や接客する場合は手袋の着用も義務付ける。
客にはマスクの着用は求めないものの、着用が義務付けられている自治体では、客から求められれば提供できるようにする。ドライブスルーの窓口や注文カウンターには保護パネルを設置する。
オクラホマシティーでは、マクドナルドから退店を求められたことに腹を立てて従業員を銃撃した疑いで、女が逮捕される事件も起きていた。