豪カンタス航空、10月末までに国際便の再開を計画
(CNN) 航空大手の豪カンタス航空は、今年10月末までに国際便を再開することを計画していると明らかにした。
国際便の再開はカンタス航空と、カンタス航空傘下の格安航空会社(LCC)ジェットスターが対象。カンタス航空は7月までに、オーストラリアとニュージーランドを結ぶ「トランスタスマン」便について増便を進める見通し。
10月末という日程は、オーストラリアで進んでいる新型コロナウイルスワクチン接種の取り組みとも合致する。
ただし、こうした国際便が新型コロナウイルスの流行前と同様なものとなることはなさそうだ。10月31日かそれ以前に再開する国際線は25路線のうち、米ロサンゼルスや英ロンドンなどを結ぶ22路線のみ。一方、ジェットスターは13路線すべてを再開する見通し。
便数はこれまでよりも少なくなるほか、搭乗する人数も少なくなる。
カンタス航空によれば、乗客がワクチンを接種したかどうか証明するための「ワクチンパスポート」について数種類を検討している。一部の国はワクチン接種を行った旅行者に対して到着時の隔離措置を免除しており、こうした措置は世界規模での観光業の再開にとって重要な最初の一歩だ。