日本、6府県の緊急事態宣言を先行解除へ
(CNN) 日本の菅義偉首相は26日、10都府県に発令している緊急事態宣言のうち、6府県の宣言を今月末で解除すると発表した。予定を1週間前倒ししての解除となる。
宣言が解除されるのは愛知、岐阜、大阪、京都、兵庫、福岡の各府県。感染者数の減少に伴い医療機関への負荷が緩和されたことを受け、3月7日の予定だった宣言解除を前倒しする。
東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県は引き続き来月7日の期限まで宣言を継続する。
日本では新型コロナウイルス感染拡大の第3波発生を受け、1月に11都府県を対象とした緊急事態宣言が出された。このうち栃木県に対する宣言はすでに解除されている。
菅首相は記者団に対し、国民の協力のおかげで対策の効果が明確に表われ、感染者数の減少につながっているとの認識を表明。そのうえで、引き続き緊張感をもって感染拡大の防止に取り組むよう呼び掛けた。