英エリザベス女王、ワクチン接種は「無痛で迅速」 国民に促す
(CNN) 英国のエリザベス女王(94)は28日までに、新型コロナウイルスのワクチン接種を自ら受けたことに触れ、「非常に短時間で済み、痛みもなかった」と振り返り、国民に接種を促した。
英国全土でワクチン投与を主導する医療行政当局幹部とのビデオ会議で述べた。「(国民は)自分のことより他の人のことに配慮すべきだ」とも訴えた。
女王と夫のフィリップ殿下は今年1月9日、ウィンザー城で接種を終えていた。
女王は、ワクチン接種がそれほど簡単だったことに驚いたとする多くの手紙を人々から受け取ったことも明らかにした。
英国内の新型コロナの感染拡大は欧州では最悪規模で、累計感染者数は400万人、犠牲者は12万2300人を超えている。
同国内で少なくとも1回のワクチン接種を受けた国民はこれまで約1900万人で、世界でも最速のペースの1つとなっている。
英王室では昨年3月、チャールズ皇太子(72)の感染が判明し、隔離処置が講じられてもいた。皇太子はその後、軽度の症状は幸運だったとの感想を述べてもいた。