サイバー攻撃で停止のパイプライン、一部で操業再開 米
(CNN) 米石油パイプライン大手コロニアル・パイプラインは9日、サイバー攻撃を受けて操業を停止ししていたパイプラインについて、一部の操業を再開したと発表した。
コロニアル・パイプラインによれば、主要なパイプラインは依然として操業していないが、ターミナルと配達地点など一部のより小規模なパイプラインについては操業できる状態となっている。すべてのパイプラインを操業状態に戻すのはそうしても安全だと考えられるときに限られるとしたほか、連邦当局によるすべての承認に全面的に従うとしている。
エネルギー省が連邦政府の対応を主導しているほか、連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省とも連携している。
ホワイトハウス当局者は9日、供給への影響を緩和するために必要となる追加的な取り組みなどさまざまなシナリオについて準備するため、複数の省で構成される作業グループを週末に立ち上げたと明らかにした。
コロニアル・パイプラインのウェブサイトによれば、同社はテキサス州ヒューストンからニューヨーク港まで約8800キロのパイプラインを運営し、1日約3.8億リットルのガソリンなどの燃料を輸送している。サイバー攻撃が7日に発覚し、操業を停止していた。