補正下着の米スパンクス、従業員全員にファーストクラス航空券2枚と1万ドル支給
ロンドン(CNN Business) シェイプウェア(補正下着)を手掛ける米スパンクスの創業者兼最高経営責任者(CEO)のサラ・ブレークリー氏が、従業員にファーストクラスの航空券2枚と1万ドル(約113万円)をプレゼントするサプライズを行った。
同社は先日、米投資会社のブラックストーンとの間で、ブラックストーンが同社株式の過半数を取得することで合意し、同社の価値は12億ドル(約1360億円)と評価されていた。今回はこの取引を祝うサプライズとなった。
ブレークリー氏はインスタグラムで発表の瞬間を撮影した動画を共有した。
動画の中でブレークリー氏は地球儀を回した後、世界中のどこへでも行けるファーストクラス航空券2枚を従業員全員に買ったと説明。さらに「旅に出たら本当に素敵なディナーに出かけ、本当に素晴らしいホテルに行きたいでしょう。だからどこへでも行ける2枚のファーストクラス券とともに、一人ずつ1万ドルをあげます」と発表した。
従業員は歓喜に包まれ、衝撃を受けた表情を浮かべる人もいた。
ブレークリー氏は投稿に「従業員の皆にはこの瞬間を自分なりの方法で祝い、生涯続くような思い出を作ってほしい。魔法のような21年間と今後のもっと長い年月に乾杯」と記した。
スパンクスの創業は2000年で、5000ドルの貯金から事業が始まった。
シェイプウェアは体に密着した下着で、体のラインを滑らかにスリムにする。調査会社のアライド・マーケット・リサーチによると、コンプレッションウェアやシェイプウェアの世界市場は30年までに70億ドルに達すると予想されている。