蘭スキポール空港、乗客数制限を延長 英BAは短距離便の販売一時停止

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出発を待つ旅行客の列=5月26日、オランダ・スキポール空港/Jeroen Jumelet/ANP/AFP/Getty Images

出発を待つ旅行客の列=5月26日、オランダ・スキポール空港/Jeroen Jumelet/ANP/AFP/Getty Images

(CNN) 航空輸送の混乱を抑制する動きがある中、オランダ・アムステルダムのスキポール空港は新たに夏の乗客数上限の措置を延長した。英航空大手のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は英ロンドンのヒースロー空港からの短距離便の座席販売を一時停止した。

スキポール空港は2日、9〜10月も旅客数に上限を設けると発表した。9月の1日あたりの出発旅客数は最大6万7500人に制限されるという。10月には同6万9500人に増える。

同空港は、同期間に秋休暇が2週間含まれるため「出発旅客が平均3500人超過することが予想される」と認めた。

同空港は「対応能力に基づき適切な乗客数となるよう独立のスロット調整機関ACNLが全航空会社と協議する」と述べた。

同空港の乗客数の上限はもともと、予想を上回る旅行需要や、労働市場の逼迫(ひっぱく)による従業員不足のために6月に導入された。

ヒースロー空港でも旅客数の上限が導入されている。同空港は先月、9月11日まで1日の出発旅客数を10万人に制限すると発表した。

BAは2日、旅客数制限を受けて同空港からの短距離便の座席販売を停止すると発表した。

BAは声明で「課せられた制限と航空業界全体が直面する継続的な課題を考慮し、既存顧客の予約変更の選択肢を最大化するために、責任ある行動を取り、一部のヒースロー空港出発便の座席販売を制限する」と説明した。

対象となるフライトは短距離路線のみで、販売は8日に再開される予定だ。

ヒースロー空港のジョン・ホランドケイ最高経営責任者(CEO)は発表時、同空港で先月導入された乗客数の上限は、1日4000席の超過が原因で「許容できないレベルまで」サービスが低下していることへの対応措置だと述べていた。

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