米株式市場、2020年6月以来の急落 予想上回る物価上昇受け

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米国の株式市場は、8月の消費者物価指数(CPI)が市場予測を上回る上昇を示したことを受けて急落した/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

米国の株式市場は、8月の消費者物価指数(CPI)が市場予測を上回る上昇を示したことを受けて急落した/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

(CNN Business) 米株式市場は13日、8月の物価上昇の重要指標が上向いたことを受け、2020年6月11日以来最大の下落を記録した。

ダウ工業株平均は1276ドル(3.9%)下げた。S&P500株価指数、ナスダック総合指数もそれぞれ4.3%、5.2%下落した。

予想より高いインフレ率を受けて連邦準備制度理事会(FRB)がさらなる利上げに踏み切るとの懸念が広がった。利上げで米経済が傷む可能性がある。

13日午後の時点で全面安となり、特に利上げの影響が大きくなるIT、小売り、銀行の株の下落が目立った。

株式市場は前日まで4日連続で上昇していた。あるストラテジストは今後さらに下落する可能性があるとの見方を示した。市場関係者はインフレが今後主要な経済問題にならないとの誤った予測をしていた可能性がある。

労働省労働統計局が13日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前月比で0.1%上昇した。市場予想は0.1%の下落だった。

前年同月比では8.3%の上昇で、7月の8.5%を下回ったが依然高い水準にある。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIは6.3%の上昇で、7月の6.2%を上回った。

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