米エミー賞、韓国「イカゲーム」が監督・主演男優賞など獲得の快挙
(CNN) 米テレビ界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞の今年の受賞者が発表され、韓国ドラマ「イカゲーム」が監督賞や主演男優賞を獲得した。
イカゲームは米動画配信大手ネットフリックスで昨年9月から配信され、世界的な大ヒットとなった。
エミー賞の連続ドラマ部門で、作品賞など14賞にノミネートされていた。非英語作品が作品賞にノミネートされたのは初めて。
韓国人で初の主演男優賞に輝いた李政宰(イジョンジェ)氏は受賞後のあいさつで、監督の黄東赫(ファンドンヒョク)氏は「だれもが直面する現実的な問題を、優れた創造力と素晴らしい脚本、映像で画面上に息づかせた」と称賛した。
黄氏は主催の米テレビ芸術科学アカデミーとネットフリックスに感謝の意を表し、観客に向かって「次はシーズン2だ」と宣言した。
同氏は受賞に先立つCNNとのインタビューで、イカゲームには競争社会が反映されていると語り、「日々の生活にもがきながら取り残されていく敗者たちの物語だ」と説明していた。
韓国では、SNSに「韓国ドラマ界の歴史的瞬間」と歓迎する書き込みが相次いだ。
尹錫悦(ユンソンニョル)大統領もフェイスブックを通し、両氏に祝いの言葉を贈った。