「子猫を引き取れば無料航空券進呈」 米フロンティア航空が里親探しに協力
(CNN) 3匹の子猫の里親になってくれた方に、無料航空券を進呈します――。米フロンティア航空がラスベガスの動物保護団体と組み、そんなキャンペーンを展開している。
里親を募集する子猫は「スピリット」「デルタ」「フロンティア」の3匹。保護団体のラスベガス・アニマル財団が保護して航空会社にちなんだ名を付けた。
フロンティア航空によると、スピリットまたはデルタを引き取った里親には、250ドル(約3万3000円)相当の航空券2枚、計500ドル相当を進呈する。
フロンティアの里親には250ドル相当の航空券4枚、計1000ドル相当を進呈する。航空券は全て、2023年末まで有効。
フロンティア航空はCNNに寄せた声明で、「保護団体が可愛い3匹の子猫に航空会社にちなんだ名を付けてくれたことをうれしく思う」「動物たちの窮状を訴えるのは私たちにとって大切なこと」とコメントした。
同航空は、旅客機の尾翼部分に動物を描く「プレーン・テールズ」キャンペーンを展開中。多くは絶滅の恐れがある種が描かれている。
3匹の子猫はラスベガス北部で発見され、12月下旬にラスベガス・アニマル財団に保護された。まだ生後2週間前後で、現在は一時預かりのボランティアが面倒を見ているという。生後6週間を過ぎて体重が約680グラム以上になれば、里親に引き取ってもらうことができるとしている。
「この時期に小さな子猫がきょうだいで保護されるのは珍しい。そこでこの3匹の小さなフワフワがアニマル財団にやって来た時点で、特別な名前を付けなければと思った」と同財団は説明している。