新種が続々、「チューバッカ・コウモリ」も モザンビークで生物調査
(CNN) SF映画「スター・ウォーズ」の登場キャラクターに似た「チューバッカ・コウモリ」や、敵から身を守るために強烈な悪臭を放つ昆虫、平面では歩くことも立つこともできないアリ、跳ねずに走るカエル――。そんな珍しい生物たちが、アフリカ南東部モザンビークのゴロンゴーザ国立公園に豊富に生息しているのが見つかった。
国内外の科学者15人で組織する調査団は4月中旬から約1カ月かけて、同公園内に生息する野生生物について初の本格調査を実施。新種やモザンビークで初めて確認された種を含め、約1200種の動植物を発見した。
同地に間もなく開設される生物多様性研究所の所長は、「ゴロンゴーザ国立公園で生息が確認された種の数は、少なくとも2倍、恐らくは3倍近くに増えた」と話す。
調査団は鳥類182種のほか、昆虫では、キリギリスの新種や1800年代を最後に目撃情報が途絶えていたキリギリスの仲間をはじめ、アリ100種以上、カブトムシ数百種を発見。哺乳類はハネジネズミの仲間を含む54種、爬虫類47種、カエルの仲間33種、植物は320種以上が確認された。