NASA、会議から中国人を締め出し 中国政府反発
中国政府は、中国の科学者が誤った理由から参加を拒まれているとして懸念を表明。外務省の華春瑩報道官は9日、「会議を政治利用すべきではない」と批判した。中国共産党幹部も、まるで冷戦時代の米国の旧ソ連に対する扱いのようだと批判している。
問題の法律の制定にかかわったフランク・ウルフ米下院議員によれば、今回の決定には、NASA研究所に勤務していた中国人職員が今年3月にワシントンの空港で北京行きの飛行機に搭乗しようとして逮捕された事件が絡んでいるとみられる。ウルフ議員は当時、この職員がスパイ行為を行っていたとの見方を示していた。