ニカラグア首都に隕石落下、クレーター出現
(CNN) ニカラグアの首都マナグアで6日夜、隕石(いんせき)が落下して大きな爆発音が聞こえ、地面に直径12メートルのクレーターが出現した。AP通信が伝えた。人的、物的被害は報告されていない。
地元メディアによると、6日午後11時5分ごろに大きな爆発音が聞こえ、マナグアのサンディノ国際空港に近い森の中の地面に穴が開いているのが見つかった。約300メートルの距離にはホテルがあるという。
政府報道官はAP通信に対し、地球付近を通過した小惑星から分離したと思われる比較的小さな隕石が落下したと語った。
米航空宇宙局(NASA)は小惑星と隕石の関係を確認していない。NASAはこれに先立ち、直径18メートルの小惑星「2014RC」が米国時間の7日に地球から約4万キロの距離を通過すると予測していた。
地元メディアによれば、現地では隕石のかけらの捜索が行われており、ニカラグア政府は米国に協力を要請しているという。
ニカラグア地球研究所の専門家は地元メディアに対し、「現場で確認した全ての痕跡が、隕石のものと完全に一致する」と話している。