米空軍の無人宇宙船、間もなく帰還 任務詳細明かさず

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米空軍の無人宇宙船「X―37B」打ち上げの様子=2012年12月11日、米空軍提供

米空軍の無人宇宙船「X―37B」打ち上げの様子=2012年12月11日、米空軍提供

(CNN) 2年前に打ち上げられた米空軍の無人宇宙船「X―37B」が間もなく地球に帰還する。空軍はこの宇宙船の任務に関する詳細を明らかにしていない。

X―37Bはカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸する見通し。着陸時間は公表されていない。ただ、米連邦航空局(FAA)のウェブサイトに掲載された告知によると、同基地周辺の空域は米太平洋標準時の14日午前8時から午後5時までの間、進入禁止になる。

X―37Bは小型スペースシャトルのような姿をした宇宙船で、全長約8.9メートル、高さ2.9メートル、翼の幅は4.5メートル。2012年12月11日にフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられた。

この時点で空軍は飛行予定期間を約9カ月と発表。飛行目的は再生可能宇宙船技術の実証にあると説明し、航行制御システムや断熱システムといった技術の実験を行うとしていた。

しかし実際に軌道上を飛行していた期間は予定を大幅に超えて22カ月以上に及んだ。このため同船が秘密兵器の実験や偵察活動といった任務を担っているのではないかとの臆測が飛び交っていた。

X―37Bの飛行は今回が3度目。再度の打ち上げが行われる可能性もある。空軍は「目的を果たすためには複数回のミッションが必要になる。回数はまだ未定」と説明している。

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