NASA探査機が冥王星に接近、冬眠から覚醒

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探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近=NASA/JOHN HOPKINS UNIVERSTIY提供

探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近=NASA/JOHN HOPKINS UNIVERSTIY提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、冥王星に接近している探査機「ニューホライズンズ」が冬眠状態から目を覚ましたことを確認したと発表した。冥王星には2015年に到達し、衛星の探査も予定している。

ニューホライズンズは冥王星が準惑星に格下げされる前の2006年1月19日に打ち上げられた。約2億6000万キロを旅して15年7月14日に冥王星に到達予定。この間、部品の消耗を防ぐため18回に分けて計1873日間の冬眠状態に入り、今回が最後の冬眠だった。

NASAは米東部時間の6日夜、探査機を起動させるスイッチが入ったことを確認。今後数週間かけて探査機の状態をチェックして、コンピューター制御で誘導するテストを行う。

ニューホライズンズは高さ0.7メートル、全長2.1メートル、幅2.7メートル。打ち上げ時の重さは478キロ。カメラなどの機材を積んでおり、来年1月15日から冥王星の画像が届き始める見通し。5月中旬以降はハッブル宇宙望遠鏡よりも鮮明な姿が捉えられるという。冥王星の5つの衛星カロン、ニクス、ヒドラ、ケルベロス、ステュクスの画像も届く見通しだ。

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