米大統領会見で「珍事」、質問した記者8人は全員女性
(CNN) オバマ米大統領が19日にホワイトハウスで開いた記者会見で、質問を許された記者8人が全員女性となる「珍事」があった。
ホワイトハウス詰めの記者は歴史的に男性が圧倒的に多い。ホワイトハウス担当の初の女性記者は1960年に記者会への入会が認められた米UPI通信のヘレン・トーマスさんだった。
今回の会見で女性ばかりが質問したことについて、アーネスト米大統領報道官はオバマ氏が指名する記者の人選を進めていた際、ホワイトハウス取材の女性記者の人数が多いことを印象付ける好機と考えたと指摘。
記者の人選では今年11月の中間選挙後の大統領会見で質問する機会を得ていなかった報道機関を優先したことも明らかにした。
All eight reporters President Obama called on today for questions are women. http://t.co/gUsHFAsEdB #cspanchat pic.twitter.com/wCoLSJ5jXo
— CSPAN (@cspan) 2014, 12月 19
19日の会見で最初に指名されたのは政治ニュースサイト「ポリティコ」の記者で、ブルームバーグ通信、AP通信、ロイター通信、ウォールストリート・ジャーナル紙、ワシントン・ポスト紙所属などの女性が続いた。
最後の記者を指名する時には、男性記者が大きな声で名乗り出たがオバマ氏はこれを無視していた。
女性ばかりが大統領を質した今回の会見はツイッターでも話題になり、「女性たちが質問すれば話題に満ちた記者会見になるのがわかる」などの書き込みがあった。