4歳児が救急に通報、妊娠中の母親救ってお姉ちゃんに 米
(CNN) 米ミシガン州カラマズーでこのほど、4歳の女の子が妊娠中の母親のために緊急通報番号の911に電話して救急車を呼び、母親の命を救う出来事があった。
お手柄の女の子はカリース・マニングちゃん。CNN系列局のWWMTが入手した通話記録によると、21日に911に電話して、「お母さんは妊娠していて、男の子がいて、本当に助けが必要なの」と訴えた。
母のセンテリア・マニングさんは妊娠9カ月。てんかんの持病があり、発作を起こして倒れたとみられる。婚約者は仕事中で不在だった。
センテリアさんはこうした事態を想定して、カリースちゃんが2歳のころから電話で助けを呼ぶ練習をしていた。「娘のことを誇りに思う。娘には私の氏名や住所、911への電話のかけ方などを教えていた」という。
通報電話の中でカリースちゃんは、「あなたの年は幾つ?」と尋ねる交換手に「4つ」と答え、詳しい状況を伝えていた。
センテリアさんは無事に病院に運ばれ、23日には元気な男の子が誕生した。
姉になったカリースちゃんは、病院でテレビ局の取材に応じ「お母さんと一緒に救急車に乗れてよかった」とにっこり。交換手は、緊急時にも冷静に行動したカリースちゃんを褒めてあげたいとコメントしている。