アインシュタインの書簡27通 5200万円で落札
(CNN) 原爆と相対性理論の関係から、友人夫婦の浮気問題まで――。物理学者アルバート・アインシュタインが生前、家族や友人に送った書簡計27通がこのほどオークションにかけられ、計42万625ドル(約5200万円)余りの値で落札された。
オークションは米競売大手プロファイルズ・イン・ヒストリーが11日に開催した。同社の報道担当者は「予想を上回る落札価格だった」と話している。
最も大きな注目を集めたのは、アインシュタインが1945年、広島と長崎への原爆投下から1カ月もたたない時期に、息子のハンスへ送った書簡だ。
米国が原爆を製造するきっかけになったのは、アインシュタインが39年に署名したルーズベルト大統領あての書簡だったとされ、本人はこれを後悔していた。