アポロ船長の宇宙服を修復・展示へ、ネットで7千万円調達
航空宇宙局(NASA)で宇宙服を担当する技術者によると、宇宙服は宇宙の過酷な環境に耐えるよう設計されるが、使用後に長期間保管できるようには作られていない。年月とともに素材が劣化するのは「設計上のミスのせいでも取り扱いを誤ったせいでもない」という。
キックスターターでの出資者には金額に応じ、ワッペンや宇宙用グローブのレプリカ、特別展への招待券などが贈られ、修復作業の進行状況が報告される。
医療用のCTスキャンや映画用の視覚効果といった技術を使って宇宙服の3Dモデルも製作し、オンラインで閲覧したり、3Dプリントしたりできるようにするという。
スミソニアン協会は次のプロジェクトとして、1961年に米国初の宇宙飛行に成功したアラン・シェパード飛行士の宇宙服を保存するため、70万ドル余りの資金集めに挑戦する予定だ。