タイの航空会社、「幸運の人形」にもチケット販売へ
バンコク(CNN) 人形に1人分の座席を確保し、シートベルトや軽食も――。幸運を運ぶとされる人形が大流行しているタイの航空会社で、こんなサービスが始まる見通しとなった。
人形はタイ語で「天使の子」を意味する「ルクテープ」と呼ばれ、背の高さは25~55センチほど。子どもの魂が宿り、幸運をもたらすと信じられているため、本当の子どものように扱う持ち主が多い。
そこでタイ航空の子会社、タイ・スマイル航空は最近、乗客の希望に応じて人形の分のチケットも販売するよう、スタッフに指示を出した。
タイのメディアに流れた同航空の内部文書によると、通常の乗客と同じようにシートベルトの着用を義務付け、軽食や飲み物を出すことや、子どもに準じた扱いで非常口席には座らせないことなどが通知されている。
座席を取らない場合は手荷物として扱われ、離着陸時は頭上の棚や座席の下に収納しなければならない。