インド版スペースシャトル、初の打ち上げ実験に成功
インドはコストを抑えた宇宙開発に力を入れる。今回の打ち上げ機の開発にかかった費用はわずか10億ルピー(約16億円)。米スペースX社の6000万~9000万ドル(約65億~98億円)に比べるとはるかに安い。
インドは2013年、米航空宇宙局(NASA)より大幅に低いコストで製造した火星探査機も打ち上げていた。
従来のロケットは、宇宙船を切り離した後は廃棄されたり大気圏の再突入で燃え尽きたりしていた。再利用が可能になれば、今後の宇宙開発にかかるコストは大幅に削減できる。
同じような再利用技術は日本やロシア、欧州でも開発が進む。米国では民間企業のスペースXやブルーオリジンが昨年11月から12月にかけて再利用可能ロケットの打ち上げと着地を成功させた。