農場でヤギとヨガ、癒やし求め1200人待ち 米オレゴン州
人気に火が付くのに時間はかからなかった。今も順番を待つ人は1日に数十人から数百人のペースで増え続ける。「何よりも楽しいのは、ヨガのポーズをしている最中に小さなヤギに乗られた人の顔を見ること。気はそれるけれど、それが幸せ」とモースさんは言う。
別の州からはるばるやって来る人もいる。単なる好奇心ではなく、「不安やうつを抱えた人、がんなどの病気から回復途中の人もいる」という。
モースさんのヤギたちは、うつや障害を持つ人のためのアニマルセラピーにも活躍する。自身も1年半ほど前に自己免疫疾患と診断され、つらい経験を味わったというモースさん。「ヤギには本当に癒やされる」「赤ちゃんヤギが飛び乗ってきたら、悲しい落ち込んだ気持ちでいるのは難しい」とほほ笑んだ。