生放送中の「かわいい乱入者」 渦中の教授一家にインタビュー
ケリー教授はBBCの番組で、朴槿恵(パククネ)大統領の罷免(ひめん)問題を解説していた。政治危機のさなかで起きたほほ笑ましいハプニングは、韓国の国民にとってもつかの間の癒やしになったようだ。
教授は当初、これで自分のテレビ生命は終わったと思い、学者としての肩書にも影響するのではと「少し心配になった」という。
「プロにあるまじきとんでもない失敗だと思われて、だれからも電話が来なくなるのではないかという考えがよぎった」と振り返り、「もし今から半年たってもまだこのことが話題になっていたら、その時はかなり居心地の悪い気分になるだろう」と苦笑した。
一家はこのインタビューに先立ち、米紙ウォールストリート・ジャーナルとBBCにハプニングの顛末(てんまつ)を語っていた。
それによると、教授の生中継が始まった時、キムさんは子どもたちと居間にいて、番組を記録に残そうと携帯電話のカメラでテレビ画面を撮影していた。
マリオンちゃんは画面でパパの姿を見て飛び跳ねていたが、ふと居間から出ていき、ジェームズ君が歩行器でその後を追った。