「荒れ狂う」新種の雲を承認、30年ぶりに図帳更新 世界気象デー
(CNN) 3月23日の「世界気象デー」にあわせて、「アスペラトゥス波状雲」が新種の雲として承認された。新しい雲の種類が加わるのはまれ。
国際雲図帳の新版には、雲の説明として、雲底の局部的な波が特徴で、滑らかだったり、まだら模様だったりするが、時として荒れた海面を下から見ているような急激なくぼみもできるとしている。
アスペラトゥスは、「粗さ」を意味するラテン語からきている。
2006年に、気象関連のファンで作る英国のグループが米アイオワ州シーダーラピッズで最初に特徴的な雲の画像を発見していた。数年後、国際雲図帳に加えるよう提案を行っていた。この図帳は19世紀に初めて出版されて以降、気象関係者の訓練に広く使われている。
新しい雲の種類が加わるのはまれ。国際気象機関はこれまで30年にわたり図帳の更新を行ってこなかった。