海水に浸した両足が血まみれに、「ウミノミ」原因か 豪州
ウミノミに刺されてこれほどの傷を負うのは極めて異例だという。毒は持っていないことから、サムさんの傷はいずれ回復すると専門家は予想している。
モナシュ大学で生物科学を専攻するリチャード・レイナ准教授は、サムさんが海水の中で長い間足を動かさずにいたことが出血するほどの傷につながったと指摘。「腕に止まった数百匹の蚊に30分間じっと血を吸わせていたようなもので、通常そうしたことは起こらない」と述べた。
同准教授は、海水の温度が冷たかったためサムさんは刺されていることに気づかなかったのではないかとの見解を示す。その上であまり懸念することはないとして「海に入らないようにするなどの対策は必要ない」と付け加えた。