悪天候で臨時着陸、機長が乗客にピザ40枚のサービス 米大手航空

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アメリカン航空の機長が、臨時着陸を強いられた乗客にピザ40枚を自ら配る一幕があった/Joe Raedle/Getty Images North America/Getty Images

アメリカン航空の機長が、臨時着陸を強いられた乗客にピザ40枚を自ら配る一幕があった/Joe Raedle/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米大手「アメリカン航空」の運航便が悪天候のため米テキサス州ウィチタフォールズに臨時着陸を強いられた際、一夜の待機を迫られそうな乗客の心境を察した機長がピザ40枚を注文し、自ら配り回る献身的なサービスを見せる一幕がこのほどあった。

ジェフ・レインズ機長は地元のピザ宅配チェーン店「パパ・ジョンズ」に電話して出来立ての40枚をウィチタフォールズ市営空港に届けるよう手配。空港現場で撮影されたビデオ映像には、到着した宅配車と乗客の間を早足で往復してピザを配り続けるレインズ機長の姿が収められていた。乗客は計159人だった。

映像を撮影した空港職員は機長の行動などに「こんなことは空港で初めて」と驚嘆。映像の中には「すごい人」と機長のサービス精神をたたえる声も収録されていた。

CNNの取材に応じたアメリカン航空は、ロサンゼルス発、ダラス・フォートワース行きの同便は翌日の朝、目的地へ向かったと述べた。

レインズ機長はフェイスブックに載せたメッセージで、今回の対応策について乗務員らチーム全員の努力の結果と謙遜。副機長は乗客が機外へ出る事態に備えた連絡や宿泊先確保に当たり、乗務員は空港のターミナルビルに機内のカートを持ち込み、水やジュース、ソーダを乗客全員に配る努力を示したと指摘。

また、バスの手配、搭乗便の再予約などの作業に当たった他、乗客からの多数の質問にも応じたウィチタフォールズ市営空港の職員の尽力にも感謝した。

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