テニス全米OP 大坂なおみ、日本初の4大大会シングルス優勝
ニューヨーク(CNN) テニスの全米オープン(OP)は8日、米ニューヨークで女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみが米国のセリーナ・ウィリアムズを破って日本人初の4大大会シングルス優勝を果たした。
大坂は6―2、6―4のストレートで、4大大会23勝を誇る女王ウィリアムズを撃破した。
試合は日本人初のチャンピオンとなった大坂の快挙とともに、主審のカルロス・ラモス氏に対するウィリアムズの猛抗議で記憶に残ることになりそうだ。
ウィリアムズは第2セットの第2ゲームで、客席のコーチから指示を受けたとの警告を受け、「私はずるいことはしない。それくらいなら負けたほうがましだ。ここで試合をするたびにトラブルが起きる」とラモス氏に抗議した。
ウィリアムズは2009年の全米OP準決勝で線審に暴言を吐き、11年大会決勝でも相手選手への妨害でペナルティーを取られていた。
8日の第2セットではさらに、ラケットをコートにたたき付けて破壊し、2度目の警告を受けた。これで1ポイントを失った後、ラモス氏に対して「私からポイントを奪ったどろぼう」と抗議した暴言で第8ゲームを失った。
第10ゲームでは大坂が強烈なサーブを放って、初のメジャー制覇を果たした。