錦織と大坂が揃って4強進出、日本勢初の快挙 テニス全米OP
(CNN) テニスの全米オープンは5日、男女シングルスの準々決勝が行われ日本の錦織圭と大坂なおみがともに準決勝進出を果たした。四大大会で日本勢の男女が揃って4強入りするのは史上初の快挙だ。
大坂はウクライナのレシア・ツレンコを6-1、6-1のストレートで破り、日本の女子選手として初めて同大会の4強に駒を進めた。自身にとっても四大大会で初の準決勝進出となった。
一方的な展開に持ち込みながらも、試合の重みを感じて緊張していたと明かす大坂。「内心はびくびくしていた。体中が震えていたけれど、いいプレーができて本当にうれしい」と試合を振り返った。
四大大会で日本の女子選手が4強入りするのは、1996年のウィンブルドン以来22年ぶり。
一方の錦織はフルセットの死闘の末、クロアチアのマリン・チリッチに2-6、6-4、7-6、4-6、6-4のスコアで勝利。3度目となる全米オープンの準決勝進出を決めた。
試合後は、14年の決勝でも対戦したチリッチについて「いつも激しい試合になる」とコメント。「今日は素晴らしいテニスができた」と充実感をにじませた。
錦織は昨年の全米オープンへの準備期間に手首を負傷してから、その年の残りの試合での欠場を余儀なくされていた。準決勝ではオーストラリアのジョン・ミルマンを下したセルビアのノバク・ジョコビッチと対戦する。