日本に25年ぶりの「非常に強い台風」上陸、死傷者も
(CNN) 台風21号が4日、西日本を直撃した。台風が「非常に強い」勢力を維持したまま日本に上陸したのは25年ぶり。同日深夜までに死者少なくとも6人、負傷者160人が報告された。
台風21号は同日正午ごろ、四国の徳島県南部に上陸。午後2時ごろには神戸市付近に再上陸した。
滋賀県東近江市では会社の倉庫が倒壊し、1人が死亡した。
関西国際空港では、強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突したが、乗組員11人にけがはなかった。
関西空港ではさらに、大阪湾の高潮で滑走路などが冠水した。
同空港や大阪国際空港(伊丹空港)、愛知県の中部国際空港などで国内、国際便が欠航した。
一部の地域では500ミリを超える激しい雨が降った。
本州、四国の各地で自治体が避難指示や避難勧告を出し、多数の住民が避難した。