まるでキャラクターの博物館、サンリオのLAオフィス
カリフォルニア州エルセグンド(CNN) 定番の「ハローキティ」「けろけろけろっぴ」から「ぐでたま」、そして3年前にデビューした「アグレッシブ烈子」まで――。米ロサンゼルス近郊のエルセグンドにあるサンリオ米国法人のオフィスには、同社のキャラクターが勢ぞろいしている。
オフィスの中は一般公開されていない。熱心なファンが同社のプロジェクトに協力したり、社内イベントに参加したりする機会にのぞき見る程度だ。そんな聖地に、CNNトラベルの取材班がこのほど足を踏み入れた。
サンリオの本社は東京にあるが、北米事業はここが拠点だ。現在の社屋は2015年、ロサンゼルス国際空港の近くに建てられた。旧社屋より広くなったスペースに、歴代のキャラクター商品がずらりと並ぶ。
社員は自分のデスクを思い思いのサンリオ・グッズで飾り付ける。お気に入りのキャラクター一色という人もいれば、いくつか組み合わせる人もいる。
オフィスの一角には、ぐでたまのテーブルを置いた休憩スペース。通路にも「ポチャコ」や「バッドばつ丸」が並んでいる。
ある重役の部屋に飾られているのは、オバマ前米大統領のポスターで知られるストリート・アーティスト、シェパード・フェアリーがハローキティを描いた作品だ。
防弾ガラスのケースには、ハローキティの第1号商品が展示されている。世界に2つしか残っていないとされるプチパースの1つで、もう1つは日本に保管されている。どちらにも専門の警備員が付いているという。