米女子学生殺害、死因は「多数の鋭器損傷」
(CNN) 米アイオワ州の検視局は24日までに、州内で行方不明となり遺体で見つかった女子学生の検視結果について、初期段階での報告として「多数の鋭器損傷の結果殺害された」との見方を示した。
アイオワ大学に通うモリー・チベッツさん(20)は先月18日、州都デモイン東郊の町でジョギングしていたのを最後に姿を消した。今月21日にチベッツさんとみられる遺体が農村地帯のトウモロコシ畑で見つかり、検視の結果本人と確認された。
医療関連のウェブサイトによれば、「鋭器損傷」とは先のとがったもしくは縁の鋭い物体により生じる刺し傷や切り傷などを指す。
22日にはメキシコからの不法移民であるクリスチャン・バヘナ・リベラ容疑者(24)がチベッツさん殺害の罪で訴追された。調べに対しリベラ容疑者は、チベッツさんを見かけて追い掛けたことを認めている。
リベラ容疑者はチベッツさんに対してカッとなったことは覚えているが、その後に起きたことについては記憶がないと供述。気が付くと血を流したチベッツさんを車のトランクに入れており、そのままトウモロコシ畑まで運んで放置したという。
不法移民による殺人事件発生を受けて、トランプ大統領や共和党議員からは現行の移民法の不備を糾弾する声が上がっている。
現時点でリベラ容疑者の動機は明らかになっていない。チベッツさんの葬儀は26日に行われる予定。