シャチがカメラに突っ込む、衝突の瞬間を撮影 南極海
(CNN) 南極沿岸でこのほど、海洋学者のカメラにシャチが頭から突っ込んでくる出来事があった。シャチはその後、口を開けてマジェランアイナメとみられる魚をかじると、泳ぎ去っていった。
動画は今月、ロス海地域にある海洋保護区での調査中に撮影された。ニュージーランドのカンタベリー大学に所属するレジーナ・エイサート氏が海氷の端でサンプルを収集していたところ、シャチが接近してきた。
エイサート氏が調べていたのは「タイプC」と呼ばれるシャチ。個体群の規模や生息地、食生活への理解を深めるのが目的だった。映像から判断すると、マジェランアイナメを餌としていることは確実だろう。
エイサート氏は今回の遭遇に興奮した様子で、シャチが餌の一部を分けようとしていたと主張。インスタグラムで動画に添えて「南極の海氷にいた私たちに若いシャチが近づいてきて、マジェランアイナメの切れ端を差し出してくれた。彼らが大好き」と書き込んでいる。