米NASA、自然にできた「四角い氷床」発見 南極での観測中
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は24日までに、南極で行っていた氷河の観測中に「四角い氷床」を発見したと明らかにした。
NASAは10月16日、南極の氷河の変化について定期的に観測する「オペレーション・アイスブリッジ」の実施中、四角い氷床を発見していた。
観測に参加していた科学者のジェレミー・ハーベック氏がラーセンC棚氷のすぐ近くに浮かんでいる四角い氷床を発見した。
ハーベック氏は「比較的直線的な縁がある氷山を見かけることは多いが、2つの角がこれほど直角なものをこれまでに見たことはなかった」と述べた。
NASAもSNS上で画像を公開しているが、この氷床が自然に発生したものかどうかという疑問もわきそうだ。
専門家によれば、直線や鋭角を持つ氷床を目にすることは珍しいことではないという。直線は、雪の結晶の構造のためであり、氷が圧力に反応してどのように割れるかによる。そのため、ときどき自然に直角になるという。
From yesterday's #IceBridge flight: A tabular iceberg can be seen on the right, floating among sea ice just off of the Larsen C ice shelf. The iceberg's sharp angles and flat surface indicate that it probably recently calved from the ice shelf. pic.twitter.com/XhgTrf642Z
— NASA ICE (@NASA_ICE) 2018年10月17日