屋根裏で30年ぶりに発見の任天堂ゲーム、競売で96万円 米
(CNN) 米ネバダ州リノでこのほど、実家の屋根裏を整理していた男性が、30年ほど忘れられていた任天堂のゲームを発見した。希少な未開封の状態で、競売サイトで9000ドル(約96万円)の値段が付いた。
ゲームを発見したのはスコット・アモスさん(40)。母親にせっつかれて子ども時代のおもちゃなどを整理していたところ、家庭用ゲーム機「ニンテンドーエンターテインメントシステム」のソフト「Kid Icarus」が未開封の状態で見つかった。
ソフトはフィルム包装されており、百貨店の袋に入ったままだった。一緒に見つかったレシートには、アモスさんが9歳だった1988年12月に購入されたことが記されていた。
アモスさんによると、唯一思い当たる購入者は母親だ。クリスマスプレゼントに買ったものの、子どもたちに渡さずに終わったのではないかと考えている。
もっとも当の母親は覚えておらず、尋ねても「私がばからしいテレビゲームに34.99ドルも払ったっていうの」と聞き返すばかりだった。
アモスさんは競売サイト「イーベイ」で数百ドルになるかもしれないと考え、デンバーにあるテレビゲーム査定会社に連絡。写真を見た同社の最高経営責任者(CEO)から、過去に同じ状態の「Kid Icarus」が1万ドル以上で売れたと教えられた。
同社がゲームを鑑定した結果、本物であり保存状態も非常に良好と判明。CEOはアモスさんに競売会社を紹介し、この会社が売却を担当した。
売却金の使い道については、アモスさん一家で相談してディズニー旅行に行くことに決めた。もちろん、ゲームを買ってくれた両親も連れて行く予定だ。