鳥とウサギどっち? 錯覚動画めぐりネットで激論
(CNN) 気持ちよさそうになでてもらっている黒い動物は鳥?、それともウサギ?――。動画に映った動物をめぐりインターネット上で激論が交わされている。
騒動のきっかけとなったのはノルウェー・オスロ大の研究者、ダニエル・キンタナ氏のツイート。18日に画像共有サイトでこの動画を見つけて投稿し、「ウサギは鼻をなでられるのが大好き」と書き込んだ。
キンタナ氏のツイートは同じ対象が鳥にもウサギにも見えるという有名な錯覚を利用したもので、この動画だけで数百万回閲覧された。
もっとも、CNNは動画に映った動物を鳥と確認。「ミスチーフ」と名付けられたアフリカ原産のシロエリオオハシガラスであることを突き止めた。
ミスチーフはミズーリ州の野鳥保護区で生息する18歳のオス。動画を撮影したのは保護区で鳥の訓練を担当するページ・デイビス氏だった。
デイビス氏によると、ミスチーフはその「会話能力」から既に有名になっていて、「拡散した動画が数百万回視聴されたことが何度もある」。飛行や会話に加え、絵を描く能力なども備えており、「とても才能豊かな鳥」だという。
「缶やペットボトルのリサイクルにまで取り組んでいる」とデイビス氏。「彼の才能は無限」と語る。
幸いなことに、種の垣根を超えた形態変化を行う才能はないようだ。